今回は、FXや仮想通貨投資をしているとよく聞くレバレッジについて、分かりやすく簡単にまとめました。
目次
レバレッジとは?
レバレッジとはテコのようなもので自分の持っている金額にテコの力を加えて、持っている金額より多い金額を取引できるという事です。
具体例を挙げて説明します。
仮に仮想通貨投資を始める時、自分の準備した金額が10万円用意したと仮定します。
その場合、現在120万円前後のビットコインを買おうと思うと、0.1BTCすら買えません。ですが、レバレッジを12倍で効かせれば、1BTCを取引することが出来ます。レバレッジを12倍にすることにより、120万円持っているのと同じように取引が出来るという事です。
レバレッジを効かせて取引を行うときの注意点、リスクの理解をする
レバレッジを効かせて取引をすると、大きな金額を動かして、大きな利益を生む可能性もある反面、自分が思ったのと逆方向に相場のが動いた場合は、もちろんその損失も、大きな損失になります。
レバレッジ取引、例題1
- 自分の持っている投資額10万円
- レバレッジ10倍
- 最初に上がると予想して購入したビットコインの価格100万円
- 決済した時のビットコインの価格150万円
収益結果
プラス50万円
レバレッジ取引、例題2
- 自分の持っている投資額10万円
- レバレッジ10倍
- 最初に上がると予想して購入したビットコインの価格100万円
- 決済した時のビットコインの価格50万円
収益結果
マイナス50万円
このような結果になりますので、上手に扱えればかなりいい取引手段ですが、レバレッジ取引はハイリスクハイリターンな投資という事をしっかりと肝に命じて投資は自己責任でお願いします。
ロスカット(強制決済)とは?
上の例で挙げたように、自分の資産の何倍もの金額を取引ができるレバレッジ取引ですが、大損をして、お金を払えなくなって、莫大な借金をしてしまうという人が続出した為、現在はロスカット(強制決済)というものが、どこの取引所でも採用されています。ロスカット(強制決済)は証拠金の維持率によって判断され、決済が自動的に行われる為、自分の証拠金を考えてレバレッジをかけましょう。
証拠金とは?
証拠金とは、取引口座に入れておく担保のようなお金の事。つまり、自分の取引口座に入っている実際のお金。
レバレッジ取引を行う場合は、レバレッジ取引する金額のおよそ、4~5%位が最低限のライン。
証拠金維持率とは?
証拠金維持率とは、自分が取引している金額に対しての証拠金の残高の割合。
この証拠金維持率が50%を下回ると大体どこの取引所もロスカット(強制決済)されます。
最後に
今回は、レバレッジについて色々と書いていきました。大体の概要は理解して頂けたと思います。
ロスカット(強制決済)がある以上、莫大な借金を背負う可能性はほぼないですが、逆に低資金でレバレッジを極端にかけると、自分の予想外の方向に値が動いた場合に、すぐにロスカット(強制決済)がされることにもなりますので、注意が必要です。
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